「歌ってみた」を始めたいけど、何を揃えればいいかわからない…。
そんな初心者の方に向けて、必要なものをチェックリスト形式でまとめました。
「最低限必要なもの」と「あると便利なもの」を分けて紹介するので、自分の予算や目的に合わせて準備を進めてください。
- 歌ってみたに最低限必要な6つのもの
- クオリティを上げる便利アイテム
- 予算別のおすすめセット
- 「これって本当に必要?」への回答

P!xL(ピクセル)
P!xL(ピクセル)
- Mixxx(当サービス)運営者
- 歌ってみた制作株式会社PXstudio代表取締役
- 一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会監事
- ミキシングエンジニア歴:10年以上
- 過去Mix件数:2,000件以上
- 歌い手経験あり:3年程度
- Xでも発信中@pixl_05
歌ってみたに必要なもの【最低限】
まずは、歌ってみたを始めるために最低限必要なものを確認しましょう。
マイク
歌声を録音するための必須アイテムです。
2つのタイプ
- ダイナミックマイク:丈夫で扱いやすい、初心者向き
- コンデンサーマイク:高感度で繊細な音を拾える、本格派向き
初心者にはダイナミックマイクがおすすめ。価格も手頃で、多少雑に扱っても壊れにくいです。
ただし、より良い音質を求めるならコンデンサーマイクを検討しましょう。
最初の1本は5,000円〜10,000円程度のものでOK。まずは「録音する習慣」をつけることが大切です。
オーディオインターフェイス
マイクとパソコンをつなぐ機器です。
USB接続でパソコンに音声を送り、高音質で録音できるようになります。コンデンサーマイクを使う場合は、ファンタム電源(48V)に対応したものを選びましょう。
1万円前後のエントリーモデルで十分です。
ヘッドフォン(イヤホン)
録音中に自分の声とカラオケを聴くために必要です。
密閉型のヘッドフォンがおすすめ。音漏れが少なく、マイクに余計な音が入りにくくなります。
手持ちのイヤホンでもスタートはできますが、長時間の作業には耳が疲れにくいヘッドフォンが快適です。
パソコン(スマホでも可)
録音・編集作業を行うために必要です。
スペックの目安
- CPU:Core i5 / Ryzen 5 以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD推奨
ただし、シンプルな録音だけならスマホでも可能です。「まずは試してみたい」という方は、スマホからスタートしても問題ありません。
スマホで歌ってみたを始める方法については「歌ってみた録音ガイド」を参考にしてください。
録音ソフト(DAW)
歌声を録音・編集するためのソフトウェアです。
無料で使えるDAW
- GarageBand(Mac標準搭載)
- Audacity(Windows / Mac)
- Cakewalk by BandLab(Windows)
まずは無料のDAWから始めて、必要に応じて有料ソフトにアップグレードするのがおすすめです。
カラオケ音源(オフボーカル)
歌を乗せるための伴奏音源です。
入手方法
- ボカロ曲:作曲者のYouTube概要欄やpiaproからダウンロード
- J-POP等:公式が配布している場合のみ使用可能
著作権に注意して、必ず利用許諾を確認してから使いましょう。
カラオケ音源の無断使用は著作権侵害になる可能性があります。利用規約をしっかり確認してください。
あると便利なもの【クオリティUP】
ここからは「なくても始められるけど、あると便利」なアイテムを紹介します。
マイクスタンド・アーム
マイクを固定するためのアイテムです。
手持ちで録音すると、持ち替えやケーブルを触ったときのノイズが入りやすいです。スタンドやアームに固定することで、安定した録音ができます。
おすすめはアーム型。デスクに取り付けて自由な位置にマイクを配置できます。
ポップガード
「ぱ」「ぷ」などの破裂音(ポップノイズ)を軽減するフィルターです。
マイクの前に設置することで、息が直接マイクに当たるのを防ぎます。1,000円〜2,000円程度で購入できるので、余裕があれば揃えておきましょう。
吸音材・反射防止パネル
部屋の反響(リバーブ)を抑えるアイテムです。
自宅の部屋は音が反響しやすく、録音に「部屋鳴り」が入ることがあります。壁に吸音材を貼るか、マイク周りに反射防止パネルを置くと改善されます。
吸音材を買わなくても、毛布やカーテンで囲むだけでも効果があります。まずは手元にあるもので試してみましょう。
【予算別】最初に揃えるべきセット
「結局いくらかかるの?」という疑問に、予算別でお答えします。
0円スタート(スマホのみ)
お金をかけずに始めたい方向け。
必要なもの
- スマホ(手持ち)
- 録音アプリ(無料)
- イヤホン(手持ち)
スマホの内蔵マイクでも録音は可能です。まずは「歌ってみたとはどんなものか」を体験してみましょう。
注意点:音質には限界があります。本格的に続けるなら、次のステップへ進むことをおすすめします。
1万円セット
コスパ重視で始めたい方向け。
構成例
- USBマイク(5,000円〜8,000円)
- イヤホン / ヘッドフォン(手持ち or 2,000円〜)
- 無料DAW
USBマイクならオーディオインターフェイス不要で、PCに直接接続できます。手軽に高音質な録音が可能です。
3万円セット
クオリティを重視したい方向け。
構成例
- コンデンサーマイク(8,000円〜12,000円)
- オーディオインターフェイス(10,000円〜15,000円)
- ヘッドフォン(5,000円〜8,000円)
- マイクスタンド(2,000円〜)
- 無料DAW
この構成なら、プロに依頼しても遜色ない録音データが作れます。長く続ける予定なら、最初から揃えておくと後悔しません。
- 0円:スマホで体験
- 1万円:USBマイクで手軽に
- 3万円:本格的な録音環境
これは必要?よくある疑問
「これって本当に必要なの?」という疑問に答えます。
「Mixソフト・技術」は必須?
結論:必須ではありません。
Mixとは、録音した歌声とカラオケ音源を合わせて「聴きやすく仕上げる」作業のこと。専門的な知識とスキルが必要です。
ただし、Mixは外注できます。自分で録音さえできれば、あとはプロに任せるという選択肢があります。
最初から「録音+Mix+動画編集」すべてを自分でやろうとすると、挫折しやすいです。まずは録音に集中し、Mixは外注するのも賢い選択です。
Mix依頼の詳細については「歌ってみたのMIXとは?」を参考にしてください。
「防音室」は必要?
結論:ほとんどの場合、不要です。
確かに防音室があれば理想的ですが、数十万円〜数百万円の投資が必要です。初心者がいきなり用意する必要はありません。
代わりに、以下の工夫で対応できます。
- 毛布やカーテンで囲む
- クローゼットの中で録音する
- 深夜や早朝を避けて録音する
「完璧な環境」を目指すより、「今ある環境でベストを尽くす」方が大切です。多少のノイズはMixで軽減できることも多いです。
まとめ:チェックリスト
最後に、必要なものをチェックリスト形式でまとめます。
- [ ] マイク(ダイナミック or コンデンサー)
- [ ] オーディオインターフェイス(USBマイクなら不要)
- [ ] ヘッドフォン / イヤホン
- [ ] パソコン(スマホでも可)
- [ ] 録音ソフト(DAW)
- [ ] カラオケ音源(オフボーカル)
- [ ] マイクスタンド / アーム
- [ ] ポップガード
- [ ] 吸音材 / 反射防止パネル
すべてを最初から揃える必要はありません。まずは最低限のものでスタートし、必要に応じて追加していきましょう。
歌ってみたの全体像については「歌ってみたの作り方 完全ガイド」も参考にしてください。