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宅録の部屋を改善する方法【低予算でできる吸音・反響対策】
🎙️録音・準備

宅録の部屋を改善する方法【低予算でできる吸音・反響対策】

宅録の部屋を改善する方法を解説。0円〜低予算でできる吸音・反響対策、クローゼット活用、吸音材の選び方など、歌ってみた録音向けの環境づくりを紹介します。

📅 公開: 2025-12-17🔄 更新: 2025-12-17⏱️ 約6分で読めます

「録音した声が、なんだかお風呂場で歌ってるみたい…」

「部屋の響きが入って、素人っぽく聞こえる…」

これは「部屋鳴り」と呼ばれる現象で、録音環境を改善することで解決できます

この記事では、歌ってみた録音に適した部屋づくりの方法を、0円〜低予算でできる対策から順に紹介します。

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なぜ部屋の音響環境が重要なのか

まず、部屋の音響がなぜ録音に影響するのかを理解しておきましょう。

反響音(部屋鳴り)があると素人っぽく聞こえる

普通の部屋で録音すると、声が壁や床、天井で反射して戻ってきます。これが「部屋鳴り」です。

部屋鳴りの影響
  • 声が「こもった」ように聞こえる
  • 残響が不自然に長い
  • プロの音源と比べて「素人感」が出る

部屋鳴りが入った音源は、Mixである程度軽減できますが、完全に消すことは難しいです。

完璧な防音は不要、「録音向き」の環境を作ればOK

よくある誤解が「宅録には防音室が必要」というもの。

実際には、完璧な防音は不要です。必要なのは「外に音を漏らさないこと」ではなく、「部屋の中の反響を減らすこと」。

目指すべきゴール
  • 声が壁で反射しにくい環境
  • マイクが余計な響きを拾わない状態
  • 「デッド(響きが少ない)」な音響環境

これは防音工事なしでも、ある程度実現できます。

0円でできる反響対策【今すぐ試せる】

お金をかけなくても、今日からできる対策があります。

毛布や布団を壁に掛ける

最も手軽で効果的な方法が、布製品を壁に掛けることです。

  • マイクの正面(自分の後ろ側)の壁に毛布を掛ける
  • 厚手の布団やタオルケットでもOK
  • S字フックやピンチハンガーで簡単に設置
効果的な配置

マイクは「前方の音」を主に拾います。つまり、マイクの後ろ側の壁を優先的にカバーすることで、効率よく反響を抑えられます。

見た目は気になるかもしれませんが、録音のときだけ設置すれば問題ありません。

クローゼットの中で録音する

意外と知られていない方法が、クローゼットを録音ブースにすること。

クローゼットは狭い空間に服(布)が詰まっているため、自然と吸音効果があります。

  • ドアを開けてマイクを内側に向ける
  • または中に入って録音する
  • 衣類が多いほど吸音効果アップ
注意点
  • 換気が悪いので長時間の録音には不向き
  • 服が動いてノイズになることがある
  • マイクケーブルの取り回しに工夫が必要

「とりあえず試してみる」には最適な方法です。

家具の配置を工夫する

部屋の家具を活用することでも、反響を減らせます。

  • 本棚:壁際に置くと音を乱反射させる
  • ソファ・クッション:柔らかい素材が音を吸収
  • ベッド:布団やマットレスが吸音効果を持つ

「何もない壁」をなくすことがポイント。フラットな壁面は音をそのまま跳ね返すので、何かしら物を置くことで反響が軽減されます。

低予算(〜5,000円)でできる吸音対策

もう少し本格的に対策したい場合、低予算で効果的なアイテムがあります。

厚手のカーテンを設置

窓がある部屋では、厚手の遮光カーテンが効果的です。

カーテンの選び方
  • 遮光1級以上の厚手タイプ
  • ヒダが多いドレープカーテン
  • 床まで届く長さがベスト

窓は音を反射しやすいので、カーテンで覆うだけで響きが変わります。2,000〜3,000円程度で購入可能です。

ラグやカーペットを敷く

床からの反射を抑えるには、ラグやカーペットが効果的。

  • マイク周辺に厚手のラグを敷く
  • フローリングよりカーペットの方が響きにくい
  • 毛足の長いタイプほど吸音効果が高い

特にフローリングの部屋では、床からの反響が意外と大きいので、ラグを敷くだけで改善することがあります。

リフレクションフィルターを使う

マイク周辺だけをピンポイントで吸音したい場合は、リフレクションフィルターが便利です。

リフレクションフィルターとは
  • マイクスタンドに取り付ける半円形の吸音材
  • マイクの背面〜側面からの反響音を抑える
  • 3,000〜5,000円程度で購入可能

部屋全体を改善するより手軽で、マイク周辺だけを「デッドな環境」にできます。

ただし、効果には限界があるので、他の対策と組み合わせるのがおすすめです。

本格的な吸音材を導入する場合

継続的に宅録を行う場合は、吸音材の導入も検討してみてください。

吸音材の種類と選び方

吸音材にはいくつかの種類があります。

種類 特徴 価格帯
ウレタンスポンジ 軽量で設置しやすい 1,000円〜
グラスウール 効果が高いが扱いにくい 2,000円〜
PETフェルト 安全で見た目もよい 3,000円〜
専用吸音パネル 効果・見た目ともに優秀 5,000円〜

初心者には、ウレタンスポンジPETフェルトがおすすめ。設置が簡単で、効果も実感しやすいです。

賃貸でも使える設置方法

賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合も、工夫次第で吸音材を設置できます。

賃貸向けの設置方法
  • 突っ張り棒 + 布で簡易的な吸音壁を作る
  • 剥がせる両面テープを使用
  • つっぱり式のパーテーションに貼り付け
  • マイクスタンドに直接取り付ける方法も

退去時に原状回復できる方法を選べば、賃貸でも問題なく対策できます。

まとめ

宅録の部屋は、お金をかけなくても改善できます

この記事のポイント
  • 0円対策:毛布を壁に掛ける、クローゼット活用
  • 低予算:厚手カーテン、ラグ、リフレクションフィルター
  • 本格的:吸音材の導入(賃貸でも設置可能)
  • 完璧な防音は不要、「反響を減らす」ことが目標

まずは0円でできる対策から試して、効果を確認してみてください。

録音環境が良くなれば、Mixの仕上がりも確実に向上します。

ノイズ対策についてはこちら → 歌ってみた録音のノイズ原因と対策

録音の基本については、歌ってみた録音ガイドを参考にしてください。

部屋の改善が難しくても大丈夫

完璧な録音環境がなくても、基本的なノイズ対策ができていれば、あとはMixでカバーできます。

まずは録音データを用意するところから始めてみませんか?

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