「歌ってみた」を始めたいけど、最初にどの曲を選べばいいかわからない…。
初投稿の曲選びで失敗すると、録音に苦戦したり、著作権トラブルに巻き込まれたりすることも。
この記事では、初投稿で失敗しないための曲選び5つのポイントと、避けるべきNG例を解説します。
- 初投稿で曲を選ぶ5つのポイント
- 避けるべき曲のNG例
- 著作権で失敗しないための基礎知識
- 初投稿におすすめのジャンル

P!xL(ピクセル)
P!xL(ピクセル)
- Mixxx(当サービス)運営者
- 歌ってみた制作株式会社PXstudio代表取締役
- 一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会監事
- ミキシングエンジニア歴:10年以上
- 過去Mix件数:2,000件以上
- 歌い手経験あり:3年程度
- Xでも発信中@pixl_05
初投稿の曲選び【5つのポイント】
初めての歌ってみたでは、「歌いたい曲」よりも「無理なく完成させられる曲」を選ぶことが大切です。
自分の声域に合った曲を選ぶ
最も重要なポイントは声域(音域)です。
高すぎる曲を選ぶと、サビで声が出なくなったり、無理に出そうとして声が裏返ったりします。逆に低すぎると、声に力が入らず聴きにくい仕上がりに。
確認方法
- カラオケや鼻歌で一度歌ってみる
- サビの最高音が「余裕を持って出せるか」チェック
- 厳しければキー変更を検討する
原曲キーにこだわる必要はありません。自分の声が最も映えるキーで歌うことが、良い動画を作る近道です。
テンポが速すぎない曲を選ぶ
テンポが速い曲は、初心者には難易度が高いです。
速い曲の難しさ
- 歌詞を追うのが大変
- ブレス(息継ぎ)のタイミングが難しい
- 録音時にタイミングがズレやすい
目安として、BPM 100〜130程度の曲が歌いやすいです。まずはミドルテンポの曲で経験を積みましょう。
オフボーカルが入手できる曲を選ぶ
「歌ってみた」にはオフボーカル(カラオケ音源)が必須です。
オフボーカルが公式に配布されていない曲を選ぶと、音源の入手に苦労します。場合によっては、著作権の問題で投稿できないことも。
オフボーカルが入手しやすい曲
- ボカロ曲(作曲者がpiapro等で配布)
- 一部のJ-POP(公式が配布している場合)
曲を決める前に、オフボーカルが入手できるか確認しておきましょう。
YouTubeの概要欄、piapro、ニコニ・コモンズなどで「曲名 + オフボーカル」「曲名 + inst」で検索すると見つかることが多いです。
好きで何度も歌える曲を選ぶ
録音では、同じパートを何度も録り直すことがあります。
好きじゃない曲だと、途中で飽きてしまったり、モチベーションが下がったりします。「この曲なら何度歌っても楽しい」と思える曲を選びましょう。
ただし、「好きな曲」と「歌いやすい曲」は別です。好きな曲の中から、難易度が高すぎないものを選ぶのがベストです。
知名度がある程度ある曲を選ぶ
初投稿でマイナーな曲を選ぶと、検索されにくいというデメリットがあります。
ある程度知名度のある曲なら、曲名で検索してきた人に見つけてもらえる可能性が高まります。
ただし、超人気曲は競合が多いのも事実。バランスを考えて選びましょう。
- 超人気曲:競合が多いが検索需要あり
- 中堅人気曲:競合が適度で狙い目
- マイナー曲:検索されにくいが個性を出せる
初投稿は中堅人気曲がおすすめです。
こういう曲は避けよう【NG例】
初投稿で避けた方がいい曲のパターンを紹介します。
高難度のボカロ曲
ボカロ曲には、人間が歌うことを想定していない曲があります。
避けるべき特徴
- 音域が極端に広い(2オクターブ以上)
- テンポがBPM 200以上
- 早口パートが多い
- 息継ぎポイントがない
「好きだから歌いたい」という気持ちはわかりますが、初投稿でチャレンジすると挫折の原因になります。まずは歌いやすい曲で経験を積んでから挑戦しましょう。
高難度曲を無理に歌うと、ピッチ(音程)やタイミングがズレやすく、Mixでもカバーしきれないことがあります。
オフボーカルが公開されていない曲
オフボーカルが手に入らない曲は、そもそも歌ってみたを作れません。
よくある失敗パターン
- 曲を決めてから「オフボがない」と気づく
- 非公式の音源を使って著作権トラブルに
曲を決める前に、必ずオフボーカルの有無を確認してください。
著作権が不明確な曲
著作権の扱いが不明確な曲は、投稿後にトラブルになるリスクがあります。
避けるべきケース
- 海外の楽曲(権利関係が複雑)
- インディーズアーティストの曲(許諾が必要な場合あり)
- 著作権管理団体に登録されていない曲
次のセクションで、著作権について詳しく解説します。
著作権で失敗しないために
歌ってみたを投稿する前に、著作権の基礎を理解しておきましょう。
JASRAC/NexTone登録曲なら安心
YouTubeは、JASRAC(日本音楽著作権協会)やNexToneと包括契約を結んでいます。
これらの団体に登録されている楽曲であれば、自分で歌った音源を投稿する分には問題ありません。
確認方法
登録があれば、歌唱動画の投稿はOKです。
メジャーな楽曲のほとんどはJASRACまたはNexToneに登録されています。過度に心配する必要はありませんが、念のため確認しておくと安心です。
オフボーカルの利用規約を確認
楽曲の著作権とは別に、オフボーカル音源自体の利用規約も確認が必要です。
ボカロ曲の多くは、作曲者がオフボーカルを配布する際に利用条件を明記しています。
確認ポイント
- 「歌ってみた」での使用OK/NGの記載
- クレジット表記の要否
- 商用利用の可否
配布ページやReadmeファイルに書かれていることが多いので、必ずチェックしましょう。
市販CDやカラオケ音源をそのまま使うと、著作隣接権の侵害になる可能性があります。必ず公式配布のオフボーカルを使いましょう。
初投稿におすすめのジャンル
具体的にどんなジャンルが初投稿に向いているか紹介します。
ボカロ曲(オフボ配布が多い)
ボカロ曲は、作曲者がオフボーカルを公式配布していることが多く、歌ってみたに最適です。
おすすめの理由
- オフボーカルが入手しやすい
- 歌ってみた文化が根付いている
- 同じ曲を歌う人が多く、比較されにくい雰囲気がある
ただし、前述の通り高難度曲は避けて、ミドルテンポで音域が広すぎない曲を選びましょう。
ゆったりめのバラード
テンポがゆっくりなバラードは、初心者でも歌いやすいジャンルです。
おすすめの理由
- 息継ぎがしやすい
- 歌詞を追いやすい
- 感情を込めやすい
ただし、オフボーカルが入手できるか確認が必要です。
- ボカロ曲:オフボ入手◎、難易度に注意
- バラード:歌いやすさ◎、オフボ入手を確認
- アニソン:人気◎、権利関係を確認
まとめ:初投稿は「無理なく楽しめる曲」で
初投稿の曲選びで大切なのは、「無理なく完成させられる曲」を選ぶことです。
1. 自分の声域に合った曲を選ぶ
2. テンポが速すぎない曲を選ぶ
3. オフボーカルが入手できる曲を選ぶ
4. 好きで何度も歌える曲を選ぶ
5. 知名度がある程度ある曲を選ぶ
- 高難度のボカロ曲(音域・テンポが極端)
- オフボーカルが公開されていない曲
- 著作権が不明確な曲
最初から難しい曲に挑戦する必要はありません。まずは「楽しく歌える曲」で1本完成させることを目標にしましょう。
歌ってみたの全体像については「歌ってみたの作り方 完全ガイド」、投稿までの流れは「歌ってみた投稿ガイド」を参考にしてください。