「Mixって自分でもできるの?」 「依頼したほうがいいのかな…でもお金かかるし…」
歌ってみたを始めると、必ずぶつかるのがこの「Mixどうする?」問題です。
結論から言うと、どちらが正解かは「あなたの優先度」によって変わります。
時間を優先するなら依頼、スキル習得を優先するなら自分で。この記事では、判断基準を3つの観点から解説します。
- 自分でMixする場合のメリット・デメリット
- Mix依頼のメリット・デメリット
- あなたに向いている選択肢の判断基準

P!xL(ピクセル)
P!xL(ピクセル)
- Mixxx(当サービス)運営者
- 歌ってみた制作株式会社PXstudio代表取締役
- 一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会監事
- ミキシングエンジニア歴:10年以上
- 過去Mix件数:2,000件以上
- 歌い手経験あり:3年程度
- Xでも発信中@pixl_05
そもそもMixって何をするの?
判断するために、まず「Mixで何をするか」を簡単に理解しておきましょう。
- 音量調整: ボーカルとinstのバランスを整える
- EQ(イコライザー): 不要な周波数をカット、声を際立たせる
- コンプレッサー: 音量のばらつきを均一化
- ディエッサー: 「サ行」のキツさを抑える
- リバーブ/ディレイ: 空間を作り、馴染ませる
- マスタリング: 全体の音圧・音質を最終調整
これらの作業をすべて行うと、素の録音データが「聴きやすい完成品」になります。
詳しくは「歌ってみたのMIXとは?」で解説していますが、ここでは「それなりに工程がある」ということを押さえておいてください。
自分でMixするメリット・デメリット
まず、自分でMixする場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
1. お金がかからない(ソフト代除く)
依頼料がかからないため、無料〜低コストでMixできます。
無料DAW(GarageBand、Audacity等)を使えば、初期投資ゼロでスタート可能です。
2. 自分の理想を追求できる
「ここはもっとエコーを強く」「この部分だけボーカルを大きく」など、細かい調整を自分の好みで行えます。
他人に伝える手間もありません。
3. スキルが身につく
一度覚えれば、今後の作品に何度でも活かせます。Mixのスキルは動画制作や配信にも応用可能です。
デメリット
1. 時間がかかる(習得まで数十時間〜)
Mixは「なんとなくいじる」だけでは上手くなりません。
初心者が「聴けるレベル」に仕上げるまで、習得に20〜50時間かかることも。
1曲あたりのMix作業にも3〜10時間かかることがあります。
2. クオリティの壁がある
正直なところ、プロや経験者のMixと初心者のMixには差があります。
自分では「良い感じ」と思っても、客観的に聴くと問題が残ることがあります。
「ボーカルが埋もれている」「音がこもっている」といった指摘を受けることも。
3. 沼にハマりやすい
「もっと良くなるはず」と調整を繰り返し、いつまでも完成しない…というのはMix初心者あるあるです。
「無料でできる」というのは時間コストを無視した場合の話です。50時間かけてMixを習得するか、8,000円で依頼するか、どちらが「コスパが良いか」は人によります。
Mix依頼のメリット・デメリット
次に、Mixを依頼する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
1. 時間がかからない
データを送れば、あとは待つだけ。自分の時間を録音や動画制作、他の活動に使えます。
2. クオリティが担保される
経験豊富なMix師が担当するため、一定以上のクオリティが期待できます。
「なんか違う…」というモヤモヤが解消されます。
3. すぐに投稿できる
完成データが届いたら、あとは動画と合わせて投稿するだけ。
「投稿したい」というモチベーションが高いうちに作品を出せます。
デメリット
1. お金がかかる
依頼には当然費用がかかります。相場は3,000円〜15,000円程度(依頼先による)。
2. 細かい要望が伝わりにくい
「もうちょっとリバーブを…」といった細かい要望を伝えるのが難しいことがあります。
言葉で音のイメージを共有するのは意外と難しいです。
3. Mix師選びに迷う
「誰に頼めばいいかわからない」「相場がわからない」といった不安があります。
特に初めての依頼は心理的ハードルが高いです。
判断基準:あなたはどちらに向いている?
ここまでを踏まえて、自分でMixするか依頼するかの判断基準を整理しましょう。
自分でMixしたほうが良い人
- 時間に余裕がある(趣味として楽しみたい)
- Mixスキルを身につけたい
- 細部まで自分のこだわりを反映したい
- 費用を抑えたい(時間は惜しくない)
- 将来的にMix師として活動したい
向いているシーン
- 「投稿のペースはゆっくりでいい」
- 「音楽制作を趣味として深めたい」
- 「自分の手で作品を完成させたい」
Mix依頼したほうが良い人
- 投稿を優先したい(すぐ出したい)
- Mixに時間をかけたくない
- クオリティを重視したい
- Mixを勉強する時間がない
- とにかく手間を減らしたい
向いているシーン
- 「記念日や推しの誕生日に間に合わせたい」
- 「Mixより録音や表現に集中したい」
- 「投稿のハードルを下げて、たくさん作品を出したい」
「両方やる」という選択肢もある
実は、「最初は依頼して、後から自分でもやってみる」という選択もあります。
1. まずは1〜2曲、Mix依頼して投稿を経験する
2. 投稿の流れを掴んでから、自分でMixにも挑戦
3. 曲によって「自分でやる」「依頼する」を使い分ける
この方法なら「まず作品を出す」という体験を優先しつつ、後からMixスキルも習得できます。
実際、多くの歌ってみた投稿者がこの方法を使っています。
「自分でできる曲」と「依頼する曲」を使い分けるのがおすすめです。
「依頼してみようかな」と思ったら
Mixを依頼する場合、以下のステップで進みます。
1. ボーカルデータとinstを用意
2. 依頼先を選ぶ
3. データを送って依頼
4. 納品物を受け取る
詳しい手順は「Mix依頼の流れ」で解説しています。
依頼のハードルが高いと感じる方へ
「Mix師を探すのが面倒」「やり取りが不安」という方には、もっとシンプルに依頼できるサービスもあります。
- やり取り不要: データをアップロードするだけ
- Mix師選び不要: 自動マッチング
- 料金明確: 一律8,800円(追加料金なし)
- 納期保証: 7日以内(特急は72時間)
- 返金保証: 納期遅延時は全額返金
「とりあえず一度、依頼を試してみたい」という方は、こうしたサービスを使うとハードルが下がります。
まとめ:あなたの優先度で決めよう
「自分でMixするか、依頼するか」に正解はありません。
- 時間を優先 → 依頼がおすすめ
- 費用を優先 → 自分でMixがおすすめ
- クオリティを優先 → 依頼がおすすめ
- スキル習得を優先 → 自分でMixがおすすめ
迷ったら「最初の1曲は依頼して、投稿の体験を優先する」というのもアリです。
投稿を経験すると「次はこうしたい」というイメージが湧きます。
その後の判断もしやすくなりますよ。