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歌ってみたの音圧とは?YouTubeラウドネスの基本【やりすぎ注意】
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歌ってみたの音圧とは?YouTubeラウドネスの基本【やりすぎ注意】

歌ってみた投稿に必要な音圧・ラウドネスの基礎知識を解説。YouTubeの-14LUFS規格、音圧の上げすぎで起こる問題、適切な調整方法まで初心者向けにわかりやすく紹介します。

📅 公開: 2025-12-17🔄 更新: 2025-12-17⏱️ 約8分で読めます

「他の歌ってみた動画と比べて音が小さい気がする…」 「音圧を上げたいけど、どうすればいいの?」

歌ってみた動画をYouTubeに投稿するとき、多くの人が「音圧」について悩みます。

音圧は上げすぎても下げすぎても問題が起きます。この記事では、YouTubeに適した音圧の考え方と、よくある失敗パターンを解説します。

この記事でわかること
  • 音圧とラウドネス(LUFS)の基本
  • YouTubeのラウドネス規格(-14LUFS)
  • 音圧調整でよくある失敗パターン
  • 適切な音圧に仕上げる方法
✍️この記事を書いた人
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音圧とは?ラウドネスとの違い

まず、「音圧」と「ラウドネス」の違いを理解しましょう。

音圧の基本

音圧とは、簡単に言うと音の「迫力」や「聴こえやすさ」のことです。

同じ音量でも、音圧が高い曲は「パワフルで迫力がある」と感じ、音圧が低い曲は「おとなしい、物足りない」と感じます。

音圧が高いと…
  • 音が前に出て聴こえる
  • 迫力がある
  • 他の動画と比べて「負けない」印象

ラウドネス(LUFS)とは

ラウドネスは、人が実際に感じる音の大きさを数値化したものです。

単位は「LUFS」(Loudness Units relative to Full Scale)を使います。

LUFSの読み方
  • 数値が0に近いほど音が大きい
  • 数値がマイナスに大きいほど音が小さい
  • 例: -10LUFSは、-20LUFSより音が大きい

従来の「dB(デシベル)」は瞬間的な音量を測る指標でした。

一方、LUFSは曲全体を通して「人がどのくらいの音量に感じるか」を測定するため、より実用的な指標として使われています。

YouTubeのラウドネス規格【-14LUFS】

YouTubeには、動画の音量を自動調整する機能があります。これを理解しないと、意図しない音量で再生されてしまいます。

ラウドネスノーマライゼーションとは

YouTubeはすべての動画の音量を統一する処理を行っています。これを「ラウドネスノーマライゼーション」と呼びます。

YouTubeの基準
  • 基準値: 約-14LUFS
  • -14LUFSを超える動画 → 自動で音量が下げられる
  • -14LUFS未満の動画 → そのまま再生(音量は上げられない)

つまり、どんなに音圧を上げた音源でも、YouTubeでは-14LUFS程度に下げられるということです。

-14LUFSを超えるとどうなる?

「じゃあ音圧を上げてもYouTubeが下げてくれるから問題ないのでは?」と思うかもしれません。

しかし、それは違います。

音圧を上げすぎると…
  • 音量は下げられるが、音質は戻らない
  • ダイナミクス(音の強弱)が失われたまま
  • 「平坦で聴き疲れする音」になる
  • 結果的に他の動画より「聴きにくい」印象に

音圧を上げる処理は、音質を犠牲にして行われます。YouTubeが音量を下げても、失われた音質は戻りません。

歌ってみたの音圧調整でよくある失敗

初心者がやりがちな音圧の失敗パターンを紹介します。

失敗①: 音圧を上げすぎる

「他の動画より目立ちたい」「迫力を出したい」という理由で、音圧を極端に上げるパターンです。

よくある症状:

  • 音が歪んでいる(割れている)
  • 全体的にのっぺりして抑揚がない
  • サビとAメロの差がなくなっている
  • 聴いていて疲れる
音圧競争の罠

かつて音楽業界では「音圧競争」がありました。より大きく聴かせるために、どんどん音圧を上げていった時代です。しかし現在は、YouTubeなどのプラットフォームがラウドネス規格を導入したため、音圧を上げすぎる意味がなくなりました。

失敗②: 音が小さすぎる

逆に、音圧が低すぎるパターンもあります。

よくある症状:

  • 他の動画と比べて明らかに音量が小さい
  • 迫力がなく、物足りない印象
  • 視聴者がボリュームを上げないと聴こえない

YouTubeは-14LUFSより小さい音源の音量を上げてはくれません

そのため、例えば-20LUFSで書き出した音源は、そのまま-20LUFSで再生されます。

適切な音圧に仕上げる方法

では、どうすれば適切な音圧に仕上げられるのでしょうか?

ラウドネスメーターで確認する

まず、現在の音源のラウドネスを確認しましょう。

無料で使えるラウドネスメーター:

  • Youlean Loudness Meter(無料版あり)
  • dpMeter(無料)
  • NUGEN MasterCheck Free(無料)

DAW(音楽制作ソフト)のマスタートラックに挿入して、再生するだけでラウドネスが表示されます。

目標値の目安
  • YouTube向け: -14LUFS前後
  • 少し余裕を持たせて: -13〜-15LUFS
  • トゥルーピーク: -1dB以下

リミッターで音圧を調整する

ラウドネスが低すぎる場合は、リミッターを使って音圧を上げます。

リミッターの基本的な使い方:

  1. マスタートラックにリミッターを挿入
  2. 出力(Ceiling)を-1dBに設定
  3. 入力(Gain/Threshold)を上げていく
  4. ラウドネスメーターで-14LUFS前後になるまで調整

注意点: リミッターを強くかけすぎると音が歪みます。「少し音圧が足りないかな?」くらいで止めておくのがコツです。

無料リミッター
  • Limiter No.6(無料・高品質)
  • Loudmax(無料・シンプル)

プラットフォーム別のラウドネス基準

YouTube以外のプラットフォームにも、それぞれラウドネス基準があります。

プラットフォーム ラウドネス基準
YouTube 約-14LUFS
Spotify 約-14LUFS
Apple Music 約-16LUFS
Amazon Music 約-14LUFS
ニコニコ動画 規格なし(自己調整)

歌ってみたの主な投稿先はYouTubeとニコニコ動画なので、-14LUFS前後を目安にしておけば問題ありません。

ニコニコ動画には公式のラウドネス規格がないため、YouTube基準で調整した音源をそのまま使うのがおすすめです。

「音圧調整が難しい…」という方へ

ここまで読んで、「やっぱり難しそう…」と感じた方もいるかもしれません。

音圧調整(マスタリング)は、Mixの最終工程です。ここまでにEQ、コンプレッサー、リバーブなど多くの処理を経て、最後に音圧を調整します。

音圧調整だけの問題ではない
  • ボーカルの音量バランスが悪いと、音圧を上げたときに破綻する
  • EQが適切でないと、特定の周波数だけ歪む
  • コンプレッサーが適切でないと、音圧を上げても安定しない

つまり、音圧調整がうまくいかないのは、その前の工程に問題があるケースも多いです。

「録音に集中したい」「全部自分でやるのは大変」という方は、Mix依頼という選択肢もあります。プロのMix師は、適切な音圧調整まで含めて仕上げてくれます。

Mix処理の基本については「最低限必要なMix処理」で解説しています。

投稿前の最終確認については「歌ってみた投稿ガイド」も参考にしてください。

まとめ

歌ってみたの「音圧」とは、音の迫力や聴こえやすさを表す指標です。

この記事のポイント
  • YouTubeのラウドネス基準は約-14LUFS
  • 音圧を上げすぎると音質が劣化する
  • 音が小さすぎるとYouTubeは上げてくれない
  • ラウドネスメーターで確認、リミッターで調整

「音圧を上げれば良い音になる」わけではありません。むしろ、適切な範囲に収めることで、聴きやすい音源に仕上がります。

音圧調整を含むMix全体を任せたい場合は、プロへの依頼も検討してみてください。

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